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古文書修補・研修日記109

前回の、朱書と藍書の綴りは、「こより」を縒って結び直し、完成させました。史料の形態によって、なかなか「こより」を縒る機会がないので(本当は、定期的に縒る練習をしないと、手は確実に縒り方を忘れてしまいます…)、本番の「こより」を縒る前は、必ず別の和紙で「こより」を縒る練習をします。「こより」の右端を持った右手は動かないように固定し、左手で「こより」を張るようにしながら、左に左に…と指を動かしていくので...

古文書修補・研修日記108

前回に引き続き作業している朱書と藍色インクで書かれた冊モノ史料は、今日は青インクの本紙を虫損直しし、こよりを裏打ちし、乾燥を待っています。次回、製本の予定です。今日は、折れ皺と汚れが多く、水損(?)によって紙が弱ったような、ふやけがある状モノ史料の仕上げです・この史料は先の朱書・藍書の冊モノ史料とほぼ平行で作業していたものです。一紙モノですが、折れ皺がしっかりついている、少々厄介な史料です。写真左...

古文書修補・研修日記107

新しい資料2点に取りかかりました。1点目は折れ皺とやや傷みのある状モノ1点。2点目は2枚の状を綴った竪冊の綴です。1点目の資料は半日かけて皺伸ばし・クリーニングをして、すぐに裏打ちをする…という段取りをとりました。次回、まとめたいと思います。2点目の資料は、1枚目がすべて朱書・2枚目がすべて紺インクで書かれたと思われるものです(写真左↓)。朱色と紺色だけで書かれた資料というのは、初めて見たような気が...

古文書修補・研修日記106

小口部分が大きく欠損した竪冊資料の完成を目指します。裏打ちの終わった資料を、1枚ずつ裁断します。本紙を1枚ずつ折ったら、1枚ずつ「地」を本紙ぎりぎりのところで裁断します。そのあと、全枚数の縦横の計測をして最大値を出し、その最大値に1ミリを加えた長さで、裏打ち紙の余分な天・左右を裁断します。4枚の本紙を揃えたら(写真↓)調査票を元に、こよりが結んであったところに穴を開け、2枚ずつこよりを通して結びま...

古文書修補・研修日記105

昨日の今日ですが、今日は作業写真をちゃんと撮って、ちゃんと保存したので、おさらいしてみます。もともとは竪冊ですが、小口(冊モノの、綴じと反対にあたる部分)が大きく欠損している資料です。綴じをはずすと、一枚の状が半分に分かれてしまいます。縦の長さが8寸とわかるので、「諸国紙名録」などを参考に、横は1尺1寸程度と推測できます。その他の諸条件から、横を34.5㎝とすることにしました。カッターマットにポリ...

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ることによって、有効な救済活
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います。

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