東日本大震災は、私たちが経験したことのない、未曾有の大災害でした。そのため、被災直後は、歴史・自然資料をどのように救出するのが最善なのか、何を最優先するべきなのか、つねに手探りの状態で救出活動が行われてきました。 今回、資料ネットの会員の方から、「月報 国立国会図書館 No620」(2012.11刊)をいただきました。 その中に、二人の方が文章を寄せていらっしゃいます。「シリーズ 被災地の図書館は今(2)」(国...
日本図書館協会資料保存委員会「ネットワーク資料保存」102号(2012年10月)に、本ネット運営委員の後藤恵菜さんによる「シンポジウム 大災害から地域資料を救い出す 関東の資料保存ネットワークの取り組み」の参加報告が掲載されました。千葉県内での昨年の資料救援の初動活動が遅れた要因、個人を基盤にした当ネットの組織運営の難しさなどを検討しつつ、「いざというときに相互に助けあえる」ための「知り合い」を増やす、交...
主に2012年度に入ってから発表された、東日本大震災による県内の被害関係論考をまとめました。・川口康 「東日本大震災における香取市の文化財の被災状況と復興への取り組み」 『地方史研究』359号、2012年10月・菅原憲二 「「千葉歴史・自然資料救済ネットワーク」の発足について」 『千葉史学』60号、2012年5月・土屋富子 「東日本大震災の津波と元禄地震の津波について 旧下総国海上郡、匝瑳郡を中心として(生徒歴史...
千葉県博物館協会の会報『ミュージアム千葉』129号に千葉県博物館協会地域振興委員会「震災関連のアンケート調査集計結果から窺えること」が掲載されています。このアンケートは2011年12月1日現在の加盟館79館に対して実施し、51館から回答があったようです。震災による被害、被害への対応、レスキュー事業などへの参加状況などの概略が分かります。さらに「館がまったく無事であったと仮定し」、レスキューを行う場合に提供可能な...
3月3日の立ち上げ集会について、次の通り新聞で取り上げられました。・2012年3月3日付 千葉日報「”被災資料”救済にスクラム 歴史ネット、きょう発足」 県内の文化財被害の状況、立ち上げの経緯や特徴などが報道されました。・2012年3月11日付 朝日新聞千葉版「民間歴史資料、被災から救え 研究者・教員・行政関係者らネットワーク」 立ち上げの経緯や集会の様子、呼びかけ人である久留島浩氏のコメントなどが報道されました...
千葉日報に掲載された、震災と文化財関係の記事のいくつかが、インターネット上で見ることが出来ます。・2011年9月7日記事「当面休館」再開めど立たず 震災で地盤沈下、土壁崩落も 習志野市」」・2011年10月1日記事「「奈良の大仏」修復へ 震災で損壊した市原市指定文化財」・2011年11月12日記事「被災文化財保護へ模索 東北や県内の事例紹介」・2011年11月21日記事「「奈良の大仏」復活 震災で損壊、修復し開眼 市原市指定文...
東日本大震災による文化財等への被害について言及した論考の情報です。現時点で、インターネット上での情報などをもとに順不同、敬称略でまとめております。情報がございましたら、右側のメールフォームからお知らせください。随時、追加していきます。・渡邊大門 「千葉県香取市佐原を訪ねて」 「2011年3月11日の前と後―千葉県香取市佐原地域―」 『ぶい&ぶい』(無為 無為)19号、日本史史料研究会※別途、日本史史料研究会 ...