朝一、横山先生が「ノートの、こういうところが弱るんだよね」と仰りながら、私が使っている大学ノートの表紙を開いて、表紙と本体部分の境目を指差しました。だいぶ使い込んでいるので、確かに境目にだいぶ亀裂(?)が入っています。「補強するといいんだよ」そう言うなり、先生はおもむろに表紙と本体を解体してしまいました(え~っ!?)載せるほどの写真ではないのですが、こんな(↑)になりました。今日の修補は急遽、ノートの...
今日も「裏打ち」作業です。ところが…。大失敗をしてしまいました。幸い、致命傷ではありませんでしたが、大幅なタイムロスをしてしまいました。本紙(=古文書)の上の「レーヨン紙」に気がつかないまま、レーヨン紙の上から、一生懸命「虫損直し」をしていたのです。「裏打ち」作業は、その前段階のクリーニング作業で使った「レーヨン紙」を剥がす作業から始まります。レーヨン紙は、水分を吸収するとともに、乾燥する段階で、...
会員のみなさん、こんばんは。この「ネットワーク通信」は会員相互の交流をはかり、また、資料ネットを広く世間の方に知ってもらうために行うもので、会員が交代で簡単な文章をブログ・ML上に発信し、それをリレー形式でつなげていこうというものです。早速ですが、第9回目のリレー走者は習志野市でご活躍の金谷千亜紀さんです。よろしくお願いいたします!---------ネットワーク通信9---------皆さん、こんに...
GWが終わり、再び古文書修補の研修が始まりました。私の作業は今日も「裏打ち」がメインですが、3枚しか終わりませんでした。冊の終盤(50丁のうち41丁目)に入り、俄然虫損が多くなってきたことが理由の一つ。もう一つは、他のスタッフさんが作業していた継紙の保管方法について、横山先生の実演指導があり、それを見学させてもらっていたからです。《先生の作業を見学する》数メートルの長さがある継紙をどのように保管するか...