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古文書修補・研修日記20

前回の研修では、後半から新しい状モノ資料にとりかかりました。状2枚を継いだもので、1紙目は右上部がやや大きく欠損し、ふやけた状態になっています。2紙目は虫損があるのみで、状態はしっかりしています。前回の大きな失敗は2点です。①状の折り目を事前に湿らせて伸ばす作業をやらなかった②1紙目がふやけた状態であることを、ちゃんと認識せず、作業を始めてしまった①は、クリーニングをする際、ほとんどの資料で行った方...

古文書修補・研修日記19

前回は、状モノ(状2枚の継紙)を裏打ちしました。今日は、それをつないで、完成させます。継ぎ目の部分に虫損があります。裏から虫損を直してしまうと、継ぎ目印が見えなくなってしまうので、そこは表から虫損直しをします(写真右)。この場合、本紙が乾燥した状態で、固糊と印刀を使って虫損を埋める作業をします。ただ、今回の資料は本紙2枚なので、最初に本紙を継ぐことになりました。本紙を継ぐとき、継ぎ目が上になる方は...

古文書修補・研修日記18

継紙の状モノ資料を修補します。本紙2枚を継いだ、1点の状です。継ぎ目が剥離しており、裏に継ぎ目印が押印してあります。修補するときは、この印がきちんとつながるように、注意することになります。それから、大きく欠損している箇所があったので、「裏打ち」をすることになりました。まずは、1枚ごとに、通常通りのクリーニングをします。今回の作業で注意することは、「裏打ち」をすることによって、裏打ち紙で覆われて隠れ...

古文書修補・研修日記17

竪冊資料の裁断と製本にとりかかります。まず、「裏打ち」をした表紙・裏表紙の余分な裏打ち紙を裁断します。最初に、本紙の「地」=下の部分の裏打ち紙を、本紙を切らないぎりぎりのところで裁断します。それから、「地」から本紙の「天」までの長さを測ります。今回は裏表紙が大きく破損しているので、基準になるのは表紙の縦・横になります。本紙の縦・横の長さをそれぞれ3カ所ほど測ります。その最大値が裁断の基準になります...

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ることによって、有効な救済活
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います。

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