今日は、最後の「重なり文書」を裁断し、新しい資料に入りました。久しぶりに、大きな一紙文書。一枚物で、虫損は少ないのですが、ちょっと紙が弱っている箇所があったので、裏打ちをすることにしました。クリーニングのあと、すぐ虫損直しをして裏打ちします。「(資料が)大きいから、裏打ち紙を貼るのが大変よ」とベテランのスタッフさんからアドバイス。まさにその通りで、糊で濡れた和紙に「裏打ち紙」を置く位置を見誤ると、...
日記の更新が遅くなりました…。今回は、修補スタッフの方が作業していた「両面に文字のある資料」の「虫損直し」作業を紹介します。破損が多い資料ですが、両面に文字があるため、「裏打ち」はできません。紙が比較的しっかりしているので、「虫損直し」をすることになった資料です。破損・虫損が多いときは、レーヨン紙を片面ずつはずし、そこから少しずつ穴を埋めていくと、本紙がバラバラになるのを防ぐことができます。この資...
今月20日(木)に、白井の郷土資料館で「大福帳作り」講座が開催されるので、修補スタッフの方が「大福帳作り」を予習することになりました。私も参加させていただきました。先月の資料ネット勉強会で、「こより結び」を体験する時間がありましたが、その中の一つに、実は「大福帳」を綴じているこよりの結び方を学ぶものが含まれていました。先月体験したばかりだったので、今日はいい復習の機会になりました。ごく簡単にではあ...