今年最後の修補です。前回の続きで、継紙の虫損直しと接合・裁断・終了を目指します。前回、ちょっとだけ印刀のコツをつかんだような気がしました。自転車の補助なしを乗れるようになると、あとは体が覚えて、間があいても自転車の乗り方を忘れないように、手は、なんとなく印刀のコツを覚えていました。私としては、やはり、埋めたい穴より気持ち右下に直し紙と印刀の先が当たるように置き、左上に直し紙を引く感じが合っているよ...
今日は、前回クリーニングした資料の虫損直しを行いました。出だしから、印刀の持ち方を間違い、先生からの指摘。「虫損直しのみ」は久しぶりとはいえ…。もう一度、おさらいとして印刀の持ち方(写真上)と使い方(写真下)を。手のモデルは先生です。右手に印刀と小筆を持ち、左手に直し紙を持って作業します。虫損直しのみの資料は、本来紙がしっかりしていて、大きな虫損や欠損がないのですが、細長い虫損などがある場合は、や...
みなさん、こんにちは。この「ネットワーク通信」は会員相互の交流をはかり、また、資料ネットを広く世間の方に知ってもらうために行うもので、会員が交代で簡単な文章をブログ・ML上に発信し、それをリレー形式でつなげていこうというものです。第12回目のリレー走者は木更津市郷土博物館金のすず の 多田あゆ美さんです。よろしくお願いいたします!---------ネットワーク通信12--------- 皆さん、こんにちは...
師走に突入しました。前回が臨時で土曜日に参加させてもらったため、まだ3日しか経っていないのにもう研修日が巡ってきて、なお一層時間の流れが速すぎる気がします…。今日から新しい資料に入りました。継ぎ目が剥離した継紙(2枚継ぎ)資料ですが、今までのものに比べると格段に虫損が少ないので、クリーニングと虫損直しのみでよさそうです。久しぶりに、なんとか手に負えそうな気がします(油断は禁物!!)。本紙に押印や朱...