今日から、横山先生は四国での古文書修補・集中講義にお出かけのため不在です。毎年、4日ほどお出かけになり、近県の方に指導をされています。白井では、先生ご不在でも作業をこなせるほど、スタッフの方の技術が高くなっています。今日は、レーヨン紙の表裏を意識しながらクリーニングをしました。途中で乾燥途中の段ボールを交換するときにも、「後藤さんのレーヨン紙がまた剥がれてる」という指摘がなかったので、どうやらうま...
今日は、継紙の状モノの虫損直しをしてつなぐ作業から始めました。2点のうち、1点目は状2枚をつなぎます。クリーニングをして、平らになった状態なので、先に2枚を継いでしまって、継ぎ目をしっかり乾燥させてから、虫損直しをしました。虫損直しをした部分は、どうしても攣ってしまうので、軽く湿りを加え、再度「皺伸ばし」をします。あくまでも「軽く」湿りを加え、平らな段ボール紙でサンドして乾燥させます。2点目は状3...
横冊資料の裁断・製本作業をしました。古文書修補・研修日記73号で、「紙むら」がある場合どうするか、という課題を保留にしていましたので、解決しておきます。「紙むら」…今回の場合、薄い部分がある和紙を補うには、厳密には、本体の和紙の厚さ、薄い部分の厚さを計測し、その差と同じ和紙を使うべきですが、それはなかなか大変です。一般には「裏打ち紙」を使えばいいそうです。今回、私が扱った和紙はたまたま白紙で、しか...
去る2016年6月20日(月)に、千葉大学教育学部歴史資料室にて、第2回運営会議を行いました。当日は、・千葉資料救済ネットへの講師派遣・富津市某家所蔵資料救出(搬出)作業・2016年度の勉強会・ネットの事務局体制といった点について、報告・情報共有・検討を行いました。これらのうち、2016年度の勉強会については、・9月5日(月) 13:00~、千葉大学にて、富津市某家から救出された、古文書のコピー類の整理作業を行うことに...