朝から、ひたすら虫損直しをしました。手元にある資料は3点。そのうち1点は、余分な裏打ち紙を裁断し、最終的なサイズ(完成版のサイズ)を調査票に記入したら終了なので、とにかく虫損直しを進めました。虫損直しをしたあと、糊を乾かし、「皺伸ばし」をし、はみ出した直し紙を裁断する。乾燥の時間を考慮しながら、作業の段取りをしましたが、2点目の虫損が思いのほか多く、細かく、思うように進みませんでした。虫損直しが多...
2週間ぶりの修補です。この間、石巻市からお預かりしている被災資料5冊のうち、4冊までの写真撮影・調査書の作成・資料の解体・1丁ごとのナンバリング作業と、必要な裏打ち紙の裁断が終了していました。各スタッフさんは、手持ちの修補資料が終了次第、順次、被災資料の修補作業に移行しています。…私は目測を誤り、手元に継続中の3点の資料を持っていたため、今日と次回でなんとかそれを終えることが先決となりました。被災...
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白井市郷土資料館・古文書修補スタッフの皆さんは、横山先生指導の下、今日から通常の修補作業と平行して、先の東日本大震災で宮城県石巻市から救出された被災資料(和本)の修補作業にあたることになりました。宮城史料ネットからの修補依頼を引き受けたのです。あの震災から5年が過ぎましたが、まだまだ被災資料が大量に残されているのです。白井市がお預かりした資料は版本5点です。今日は、概要写真を撮り、1点ずつ調査書を...