午前中、石巻の被災資料5冊のうち、3冊の製本を行いました。修補スタッフに一番最近加わった(…といっても、すでに2年前)おじさまトリオが作業にあたりました。和本綴じはなかなか力のいる仕事です。資料は、仮製本の時点で厚みが1㎝以上あり、綴じ紐も、特注の太い絹糸を使用。針に糸を通すところから大変でした。綴じ方はこれまでやってきた和本と同じなので、今回は省略しますが、応用編として、途中で綴じ紐が切れてしま...
今日は、横山先生がお休みだったので、スタッフのメンバーだけで修補作業を続けました。石巻市の被災資料の作業は今日は保留にしましたが、5冊のうち3冊まで、仮綴じと表紙の仮止めが終了していました。来週の水曜日には何冊かについては和綴じをして、完成品を見ることができるのではないかと思います。5冊のなかには、状態が非常に悪いものがあり(紙の真ん中がすっぽり欠落していて、位置の特定が難しいもの、乱丁しているも...
白井市での古文書修補が再会しました。約1ヶ月ぶりです。宮城県石巻市の被災資料は、修補作業が休みに入る前にクリーニングと裏打ち作業まで終了していました。海水で汚れていた資料はかなりきれいになったように見えます。これらの資料を仕上げていくのですが、手順は「和本」と同じです。今日は、以下のところまで分担して作業しました。 ・裏打ちして平らな状態の本紙を1枚ずつ、半分に折る ・地の部分を裁断する ・全体を...