再チャレンジの皺伸ばし。自画自賛ですが、粘った甲斐あって、きれいに仕上がったと思います(写真↓)。結局、何が要因かはっきりはしません(虫損の状態や本紙の厚さは一つとして同じものがないので)。けれど、私なりにつかんだコツは、皺伸ばしにある程度の湿りは必要。そして、薄いポリエステルで挟み(最近白井では、裏打ちを乾燥させるときに厚めのポリエステルを使用しています)、しっかりと重しを乗せること。条件が変わ...
前回こつこつと穴埋めした虫損史料の皺は、どうもきれいに伸びていませんでした。随分時間をかけてしまっていますが、最後のチャレンジ。もう一度皺伸ばしをすることにしました。虫損が多いと、どうしてもいろいろな箇所で紙の厚みが違ってきます(自分の技量の低さは勿論大きな要因ですが…)。直した部分がつってしまうのはやむを得ないとしても、湿り具合と重しの加減で、もう少し伸びないかな…と。皺伸ばしは、たっぷり水気を含...