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古文書修補・研修日記28

一週間があっという間に過ぎてしまいます。
研修日記の更新が微妙に遅れており、反省しています。

今日は3点の資料を修補しました(正確には、3点とも前回からの継続資料ですが)。

①前回の日記で断片の写真を紹介しましたが、その本体の仕上げです。前回裏打ちをし、乾燥させていたものを、今日は最終チェック(文字のずれやゴミ・刷毛の抜け毛などが残っていないかの確認)をしたあと、裏打ち紙の裁断→終了、となります。この本紙と一緒になっていた断片は、本紙との接合が不明なものは裏打ち紙に貼り(写真左↓の左側)、さらに紛失を防ぐために中性紙に貼って(写真右↓)、一緒に保管します。
断片の処理
クリーニングをすると、たいていの資料は調査時に計測したときより、縦横の長さが変わります。今回の資料も、最終的に皺が伸び、縦横で各1㎝ずつ大きくなりました。調査表に、最終的な資料の大きさを訂正して記入しておきます。

②前回、2枚の継紙をクリーニングして乾燥させていた状モノ。今日はレーヨン紙を剥がし、本紙が伸びた状態で2枚の本紙を並べたとき、天地が同じ長さかどうか、確認しました(前回は本紙がしわしわの状態だったので、天地の長さが正確には把握できませんでした)。
2枚をつなげてみると、1紙目は地の部分がやや斜めになっている。2紙目は天の部分がやや斜めになっていることがわかったので、それぞれに足し紙をして、天地の高さを揃えることにしました。
虫損直しを済ませ、次回裁断→終了の予定です。

③①と同じように、裂損があり、小さな断片の塊が同封されていた一紙モノです。状態があまり良くないので、クリーニングをしてすぐ裏打ちをすることにしました。小さな断片はクリーニング用紙の上に広げてクリーニングをしておき、本紙のクリーニングをしたときに、接続する部分があるか確認しました。接合しない断片は①と同じように処置します(次回の予定)。本紙は、紙の形が少しひしゃげていたので、天地と縦の片方に足し紙をしました。

来週の水曜日は祝日なので、修補はお休みです。再来週は②の裁断と③の断片の処理、本紙の裏打ち紙裁断です。
〈研修日:2015/02/04 後藤恵菜〉

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