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古文書修補・研修日記30

今日は、家の都合で午前中のみの作業です。

前々回から作業していた、紙片のたくさん付いていた資料は、本紙に接続できなかった紙片すべてを裏打ち紙に貼り、それを中性紙に固定して終了。
そのあと、前回クリーニングをした状モノ2点の裏打ち作業です。

これらの資料は、額縁の裏に裏張りされていた資料です。
それを、スタッフの皆さんと手分けして修補しています。
裏張りする段階で裁断されたものが多く、また、額縁の桟の痕や糊跡が残っています。

私が宛がわれた資料は比較的状態がよく、原型をとどめているので、通常通りの修補をしています(レベルに応じた修補資料が宛がわれます)。

通常の修補作業では、もとの紙の大きさが推定し得るものは、現状で欠損箇所があっても、足し紙をして本紙の大きさを復元します。半紙や美濃判などは、紙の大きさが決まっているので、復元が可能なのです。
ただ、これからしばらく続く裏張り資料については、本紙の大きさを復元することはせず、現状の大きさのままとする、ということで作業をしています。

糊を剥がした段階で、端が欠損・破損しているものが多いので、状態をみながら天地左右の必要な箇所に足し紙をています。

次回は「虫損直し」の資料を修補するのですが、今頃知ったことがあるので、そのへんを丁寧に紹介したいと思います。
〈研修日:2015/2/25 後藤恵菜〉
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