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古文書修補・研修日記32

今日は、都合により午後から参加しました。
今日修補に携わった資料は4点です。

1)裏打ちをして乾燥させていた状モノの裁断終了。ただし、裁断の段階で、一部切れた端の断片が、少し外にはみ出た状態で裏打ちされていたことが確認できたので、湿りを与えてその部分だけ剥がし、正しい位置に修正しました。少し糊をつけて張り直し、乾燥させた後、改めて裁断して終了です。
 注意して作業していても、ちょっとしたはずみで端が折れたまま裏打ちしてしまったり、裂損箇所がずれてしまうことがありますが、この修補は水と糊しか使っていないので、慌てずに、その箇所に湿りを加えて剥がせば、ほとんど修正が効きます。

2)新規の資料(下張りに使われていた状モノの断片)3点を預かり、それぞれ調査・クリーニングを行う。
 これら3点の資料は断片で小さいモノだったので、すべて調査を済ませてしまい、続けてクリーニングをしました。一気に効率よく作業しようと思うと、それぞれに合った大きさのレーヨン紙を用意したり、裏打ちする場合は裏打ち紙を用意したりと、準備するものも増えますが、作業メモをとりながら、作業を進めています。
 まだ半人前以下なので、必ずしも効率よく…ということを優先する必要はないのですが、小さな資料が増えたことで、メモを取りながら作業する、という習慣が身についてきました。

 次回はこの新規3点の資料を虫損直し・裏打ち作業する予定です。

 今日、二週間ぶりに研修室に行ったら、このような箱(↓)ができていました。
回収箱
 おそらく、裏張り資料が続き、作業スピードが速くなったので、成果物ができあがるのも早くなったのだと思います。
今までは、朝・昼・夕方の折々に資料館の職員さんが来たとき、成果物を渡していましたが、このような箱を用意することで、より効率化を図ったのだと思います。
 資料館の修補活動は今年で10周年を迎えるそうですが、少しずつ今も改良が進んでいます。

〈研修日:2015/3/18 後藤恵菜〉
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