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古文書修補・研修日記38

研修日記を書いたつもりでいました…

「重なり文書」の修補を続けています。
今日は、一日作業で3点しか修補できませんでした。破損が酷かったことと、小さな紙片が数カ所に張り付いていたので、その記録と取り外し作業に手間取ったためです。

断簡資料ではあるのですが、破損が大きいので、「裏打ち」をすることにしました。これ以上の破損を避けるため、「クリーニングしたあと、レーヨン紙に挟んで乾燥させ汚れを吸着させる」、という作業を省略し、「クリーニングのあと、すぐに裏打ちする」ことにしました。そのためには、クリーニングの準備と同時に、糊・裏打ち紙・直し紙の準備なども必要になります。

梅雨が近いせいか(実は、この日記を書いている日に梅雨入りしました)、作り置きしている糊の状態が良くなく、どうもカビが生えかかった状態のものがあります。通常は、小分けしてキッチンペーパーでくるみ、冷蔵庫で保管しています。まめに水洗いし、キッチンペーパーもこまめに換えたほうがいいようですが、ともすると、糊がぬるぬるしたり、いわゆるカビ(白や緑や赤など…)が生えた状態になってしまいます。
当分は、あまり糊を作り置きしないようにしようか…ということも相談しながら作業しています。

それから、ほかのスタッフの方がやっている作業の見学をさせてもらったことも、自分の作業が進まなかった理由の一つですが、最近は小さな断片資料の修補が多いため、冊モノの修補をしている様子を見学するのは貴重です。
研修を始めたばかりの頃は、ひたすら状態のよい冊モノ資料の修補をさせていただきました。そのあと、「状モノもやってみたい」という私の希望を聞いていただき、いろいろな資料を修補する機会をいただきましたが、冊モノには冊モノの、状モノには状モノの注意点やポイントが当然あります。未熟な私は、冊モノから離れると、すぐに冊モノの段取りを忘れてしまうので、他の方がやっている作業を見ることも、重要な勉強です。

…ところが。
このあと6月は都合で修補をお休みさせてもらいます。次は7月1日(水)の予定です。そろそろ「重なり文書」を終わりにしたいと思っていますが、段取りを覚えていられるか、かなり不安です。

〈研修日:2015/06/03 後藤恵菜〉
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