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古文書修補・研修日記41

本日は、横山先生が徳島県で修補の集中講義(講座)をするため、ご不在でした。

前回裏打ちした資料を裁断し終えると、新しい「重なり文書」に入りました。大きくは7枚の断簡が重なっており、枝番1~7としました。その途中に、一部に小さな紙片(白井の基準で3㎝以下のサイズ)の塊があり、そのような塊が3つあったので、それらを「紙片一括」として枝番8としました。それぞれ調査書を用意し、順次クリーニング・裏打ち作業をしていきます。

今回は、「糊」について少し記録しておきたいと思います。
資料館では、必要に応じて糊を作り、小分けにして湿らせたキッチンペーパーに包み、タッパに入れて冷蔵庫で保管しています。時々キッチンペーパーを交換しながら、約1ヶ月ほどで使い切ります。
使い切れなかった糊は、試験的に冷凍保存もしています。
今日、この冷凍保存した糊を解凍し、使う手順を見ることができました。

冷凍した糊の量や、作ったときの状態によって、解凍の仕方は変わってくるようですが、とりあえず、レンジでも使用できるタッパに糊を入れ、レンジで約20秒ほどチンします。そのあと糊の塊を裏返し、さらに20秒ほどチン。今度は少しかき回して20秒ほどチン。もう一度かき回して20秒ほどチンしてみるそうです。レンジの機種や糊の量によって状況が変わるので、その都度試しながらの作業になります。
レンジでチンしただけでは、糊はパサパサしてので、鍋で再加熱し、練り直すことにしたそうです。今回はさらに少し水を加えて練り直してみることにしました。やはり冷凍しない糊のほうが艶があるような気がしますが、水分を足して練り直す方が有効のように思えます。練り直した糊の粗熱がとれたら、通常通り裏ごしをして、水を加え、裏打ち用に糊を伸ばしていきます。

冷凍した糊の解凍方法はまだまだ試行錯誤の途中ですが、上手に解凍する方法が確立されると、便利になると思います。冷凍しない糊のよりよい保存方法も、みんなで意見を出しあって検討しています。

来週はお休みをさせていただきます。次回は8月5日の予定です。
〈研修日:2015/07/22 後藤恵菜〉
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