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古文書修補・研修日記48

10月7日(水)も常総市の救援活動に参加していたため、修補はお休みしました。

今日は、前回の続きです。裏打ちまで終了した本紙2枚を接合して、余分な裏打ち紙を裁断して終了という段取りになります。
今回もミスを…。
この資料には継ぎ目印があります。継ぎ目印は本紙の裏に押してあるので、裏から裏打ち紙を貼ってしまうと見えなくなってしまいます。裏打ち紙越しにもかろうじて印は見えるのですが、郷土資料館では、端裏書や継ぎ目印にかかる裏打ち紙はそこだけ剥がすことにしています。
では、どの段階で該当箇所を剥がしたらいいのか。
本来は、虫損直しをして裏打ち紙を貼った直後、まだ本紙と裏打ち紙に湿り気がある段階で該当部分の裏打ち紙をむしり取るのが一番いいのですが、私はうっかり、裏打ち紙を全面に貼ったまま乾燥させてしまいました。

先輩スタッフの方に教えていただき、今回は該当箇所に軽く湿りを加え、裏打ち紙をむしり取ることにしました。
縮・継ぎ目 (1)
湿りを加えすぎるとせっかく貼った裏打ち紙全体が剥がれてしまったり、本紙が部分的に伸びてしまったりするので注意が必要です。
この手順を間違えたため、本来ならすぐに
本紙の接合→(継ぎ目の乾燥)→裁断・終了
の予定でしたが、
継ぎ目印部分の剥がし作業→(乾燥)→本紙の接合→(継ぎ目の乾燥)→裁断・終了
という一手間が増えてしまいました。

最終的に、今回の虫損が多かった資料(写真左)は、写真右のようになりました。
虫損大1  縮・川上6

この後、引き続き新規の資料(虫損甚大資料)に入りましたが、この様子は次回に…。
〈研修日:2015/10/14 後藤恵菜〉
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