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古文書修補・研修日記49

すでに予告済みですが、白井市が文化祭期間に入るため、古文書修補活動は今日を最後に1ヶ月ほどお休みとなります。
作業室が使えなくなるので、通常だと午後3時半まで作業して片付けを始め、4時頃終了というのが流れですが、今日は3時から片付けを始め、やや早めに終了することになりました。

前回の後半から、新しい資料に着手しています。
これも虫損がひどく、事前調査の時点では、途中までしか開かなかった資料です(写真↓)
縮・川上12 (2)
これをなんとか開披し(↓)
縮・川上12 (1)
クリーニングまで済ませておきました。でも、写真でわかるとおり穴だらけで、虫損直しに時間がかかることが十分に予想できました。

今日中に虫損直しが終わらないと、次回の作業は1ヶ月後になってしまいます。
たった一枚の虫損直しですが、朝から悲壮な覚悟で虫損直しにあたりました。とにかく朝一番で糊を練り、ひたすら和紙をちぎっては貼り、ちぎっては貼り…。

けれど、自分の未熟さに加え、とにかく多い虫穴と、終了時間が普段より早いことが相まって、結局午後3時の段階で全作業(虫損直し+裏打ち紙を貼る作業)の完成までに2割ほどが残る状態。焦る焦る…。

結局、最後には先輩スタッフお二人が私の対面に座って、千手観音のごとき手さばきで一緒に虫穴を埋めてくださり、他のスタッフの方は足りなくなってきた糊を溶いてくださり、使い終わった道具を洗ってくださり…とにかく、修補スタッフ総出で仕上げ作業のお手伝いをしてくださいました。

さんざんお手伝いいただきながら、裏打ち紙を貼るときに目測を誤り、裏打ち紙が中心からはずれてしまったため、新たに裏打ち紙を足す始末。本当にご迷惑をおかけしました。
裏打ち紙を足してしまったので、もしかしたら、次回の最初の仕事は裏打ち紙の貼り直しかもしれません。でも、そのときは気持ちを新たに丁寧に作業に取り組むことを誓います。

次回は11月28日(土)からです。土曜日ですが、前回直した資料にやり直し部分がみつかったので、参加させていただくことにしました。どうぞよろしくお願いします。

なお、白井市郷土資料館では、現在古文書修補活動が10周年を迎えたことを記念した企画展示を開催しています。修補作業で使っている道具や、修補した資料、修補活動の歴史や作業の流れが紹介されています。お時間のある方は是非お立ち寄りください。

スタッフの皆様。今日は本当にお世話になりました。
皆さんに助けていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。
次回からもがんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  後藤恵菜


〈研修日:2015/10/21 後藤恵菜〉




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