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古文書修補・研修日記57

今日は、絵図面を継ぐ作業です。

絵図だけに限りませんが、状モノを継ぐときの手順をまとめます。横山先生に手本をみせていただきました。

まず、表側に糊代部分がある本紙を、継ぎ目を作業机の手前・縁にあわせて置きます。表側を上にします(写真左↓)。
2枚目の本紙は裏側にし、下の本紙の糊代が出るようにずらして重ねます(写真右↓)。
継ぎ1

固糊を使って、継ぎ目に糊を付けます。先生は左端のような刷毛を使っています(上段左↓)。
本紙がずれないように、少し重めの定規などで押さえをして、糊を塗っていきます(上段右↓)。
下側の本紙を上に動かし、定規で押さえ直して、2枚目の本紙をつなぎます。文字や線がつながるように注意しますが、あまり大急ぎでつなげる必要はありません(下段左↓)。
文字や線がつながったら、継ぎ目にポリエステル紙などをあて、その上から押さえます(下段右↓)。
継ぎ2継ぎ3
この作業が終わったら、糊がしっかり乾くまでしばらく押しをしておきます。
そのあいだに、絵図の左側についていた「貼り紙」の穴埋めをして裏打ち紙を貼っておきます。

絵図面がしっかりつながってから、絵図面の虫損直しをします。
最初に、継ぎ目部分に軽く湿りを加え、少しおいてから全体に湿りを加えます。
全体に湿りが広がったら、全体に糊をかけ、いつも通りの虫損直しをします。
継ぎ目には固糊をしっかりつけないと、水気を加えたときに剥がれてしまうので注意します。
天地が直線になっていなかったので、足し紙をしました。

2枚の本紙をつないだので、縦×横が約35㎝×60㎝の大きさになりました。
この大きさの資料に、裏打ち紙を1枚置くのはとても緊張します(以前、裏打ち紙を置く位置の目測を誤りました)。

気持ちを集中

しっかり乾燥したら、周りの余分な裏打ち紙を切り落とし、「貼り紙」をつなげて完成の予定です。
この作業は来週になります。

〈研修日:2016/02/03 後藤恵菜〉
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