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ネットワーク通信13:君津市立久留里城址資料館 布施慶子さん

みなさん、こんにちは。土日の関東は春一番!春のような陽気に驚きでしたね。
さて、この「ネットワーク通信」は会員相互の交流をはかり、また、資料ネットを広く世間の方に知ってもらうために行うもので、会員が交代で簡単な文章をブログ・ML上に発信し、それをリレー形式でつなげていこうというものです。

第13回目のリレー走者は君津市立久留里城址資料館の布施慶子さんです。

また、今回は布施さんより「救済のお願い」をいただいております。
ぜひご一読いただきたく、よろしくお願いいたします!

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ネットワーク通信13
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君津市立久留里城址資料館の布施慶子です。
通信にどんな内容を書いて良いのか?と「通信開始のお知らせ」を読み直してみました。「自己紹介」「近況報告」などと共に、「地域の行事」「救援情報」等の文字がありました。
そこで、…という訳ではないのですが、この場をお借りして救援のお願いをさせていただきたいと思っています。このような展開になるとは考えてもいませんでしたが、ひとまずの自己紹介などに続けて、文末に概要を記します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

自己紹介・近況報告
私は1996(平成8年)に君津市教育委員会(社会教育課)に採用されました。1999(平成11年)に君津市立久留里城址資料館に異動し、現在に至ります。元学芸員です。当市の専門職は昇給で行政の補職名にスライドし「学芸員」を発令されなくなります。業務内容は変わりませんが、現在は主査です。
 現在関わっている地域のテーマは、上総掘り、近代建築、社寺彫刻などです。「研究している」と言えるほど深くは、取り組めずにいます。

業務の悩み
山ほどありますが、特に、市民の皆さんからの「知りたい」「助けて」に応えきれないことを深刻に思っています。具体的には、郷土史のレファレンス・調査依頼・資料廃棄の通報・地域の史跡や文化財の整備の相談などです。こうしたアプローチへの対応を「計画外」ととらえ、対応を避けたい雰囲気が身の回りに発生する場合も少なくありません。現在は一部を次年度事業として計画し、参加者と共に解決する方法を試しています。

東日本大震災といくつかの活動への参加
東日本大震災後の身の回りの動き、特に君津地方4市の博物館で構成する「君津地方公立博物館協議会」の行動などについては、発表の場や報告の機会をいただきましたので(当ネットでも。ありがとうございました。)、ここでは申し述べませんが、痛感したのはやはり、災害が起きる前の準備が重要であること。そして関係者の協力の必要性でした。
 震災後、東北方面で今も続く各地の史料ネットの活動に、身近な職員と連れだって時折参加しています。それぞれの現地調査、救済方針、処置する資材や方法、保管・返却、組織体制などに違いがあり、得意とする分野があり、運営システムや支援者なども独自のスタイルをお持ちです。その固有の「流れ」や「雰囲気」もまた、活動の重要な推進力の一つであるという印象を受けました。

資料を地域で持ち続けること
東北で意外に感じたこともあります。史料の所有者が、処置後に返却される史料を、受け取られて、引き続き大切に保管なさる例が多いことです。同様のケースで、自分が仕事で担当する地域の所有者からは「大切なものなら寄贈したい。家にあっても困るから。」といわれることが少なくありません。反応の地域差に、考えさせられた出来事でした。
全国的なことかもしれませんが、当市でも日常的な資料の廃棄が知らぬ間に進んでいます。最近のキャッチフレーズ「断捨離」「ときめき整理術」、そして何より「終活」の影響が、地域所在の資料に及んできた事を感じています。
そんな昨今、所有者や地域の方々が「資料を大切にしたい」と思うには、例えば資料の「説明」や「活用」が必要でしょう。誰が担うのかを考えると、博物館が重要な一人であることは間違いありません。自分の担当する地域で、大切に資料を持ち続ける気持ちが、先の東北よりも顕著に薄れているということならば、当館にも、より工夫が求められているということでしょう。

救済のお願い
 さて、そうした中で、緊急を要する課題がいくつか出てきました。その一つ、富津市の某郷土史家(故人)のお宅で、資料の廃棄が始まりました。当初は大小4棟の小屋と母屋に、歴史・民俗・考古・自然・図書等の莫大な資料が整頓された状態で保管されていましたが、現在は廃棄のための移動や片付けが進んだ状態です。
現在、周辺自治体の職員の研究会で、「資料調査」として活動を始めました。次回は選別作業と運び出しを行いますが、人手が不足しています。完全なボランティアで恐縮ですが、もしご協力いただける方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。ネット関係の取りまとめを、布施が担当させていただきます。

1主催   君津地方社会教育研究会 文化研究部会(H27部会長木更津市)
2日時   平成28年2月25日(木) 10時から16時まで
3場所   富津市内某家(ご連絡いただいた方に住所をお知らせします)
      駐車場あり(運搬可能な車での参加を歓迎します)
      鉄道+徒歩(1km)でも来場可能
4作業内容 廃棄対象物の中からの資料の選別・資料の運び出し
5持ち物  マスク・手袋・軍手・汚れても良い服装
      (昼食は周辺で取ることができます。)
6参加連絡 keikofuse1119(at)tbz.t-com.ne.jpへ
      ※(at)を@に変えてください
      氏名・メールアドレス・電話番号・所属をお知らせください
      運搬可能な車でおいでいただける方は、その旨お書き添え下さい

※保険にはご自身での加入をお願いします
※人数が多数の場合には、お断りすることがあります
※3月16日にも半日程度の作業を予定しています

 以上、まとまらない通信になりましたが、どうぞ今回の作業でも、それ以外の場面でも、ご指導やお声かけをいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
次は、いつもお世話になっている、袖ケ浦市郷土博物館 稲葉理恵さんにリレーします。理恵さん、よろしくお願いします。
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