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古文書修補・研修日記70

今日は、前回から始めた竪冊資料のクリーニングの続きです。
10丁のうち、残り3枚のクリーニングを行ったあと、
冊を綴じていた「こより」もクリーニングしました。「こより」は、クリーニングのあと、すぐに裏打ちします。

まず、小筆を使って少し湿りを加えながら、「こより」を開いていきます。
開き終わったら紙の厚みを測り、「こより」の両端に足す、同じ厚みの足し紙を10㎝ほど、2本用意します。
また、「こより」の長さ+足し紙分20㎝の裏打ち紙を用意します。
「こより」用の裏打ち紙は、通常の裏打ち紙より少し薄めのものを使います。
裏打ち紙が厚いと、「こより」を縒るのが大変だからです。

「こより」に破損や虫損がある場合は直し、両端に足し紙をして、裏打ち紙を貼ります。

今回の「こより」は、反古紙を再利用したものでした。
上下2本ともに、文字の断片があり、その2本を並べてみると、繋がることがわかりました。

白井では、通常、もともと使われていた「こより」をクリーニングしてまた使うのですが、
今回のように、文字が残っており、それが接合するときは、
場合によって、「こより」に戻さず、広げたまま保存することもあります。
職員さんの判断によって、新しい和紙で「こより」を作り、それで本体をくくることになるかもしれません。
それは次回以降…。

あとは、前回クリーニングの済んだ本紙の虫損を直し、裏打ち紙を貼る作業を粛々と進めました。
次回も裏打ち作業を続けます。

〈研修日:2016/05/25 後藤恵菜〉
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