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古文書修補・研修日記78

今日から、横山先生は四国での古文書修補・集中講義にお出かけのため不在です。
毎年、4日ほどお出かけになり、近県の方に指導をされています。
白井では、先生ご不在でも作業をこなせるほど、スタッフの方の技術が高くなっています。

今日は、レーヨン紙の表裏を意識しながらクリーニングをしました。
途中で乾燥途中の段ボールを交換するときにも、
「後藤さんのレーヨン紙がまた剥がれてる」
という指摘がなかったので、どうやらうまくいったようです。つまるところ、私のレーヨン紙が剥がれやすかった原因はあきらかに、レーヨン紙の使い方を間違っていたから、ということになります。

それから、これもまた今更ですが、虫損直しをしたあとの「皺伸ばし」。
どうやらコツ(さじ加減)を掴めたような気がします。
今までは虫損直しの糊を乾燥させた後、わりとしっかり水分を与えて皺伸ばし(=押し)をしていたのですが、
あくまでも「湿らせる程度」でよいとのこと。
そのさじ加減がようやく、感覚としてわかったのです。神様がおりてきた感じです。
先生の作業を何度となくみてきたはずなのに、目で見ていたことが、脳に届いて、自分の手を動かしてみるまでに(納得するまでに)、相当の時間を要しました。
でも、なんとなくわかったつもりでいることが、実は多い。
見ているつもりでも、映像が頭のなかを素通りしてしまっていることが多い。
本当に「わかる」「理解する」ということはそう簡単なことではなく、
心と体の動きが正常に一致したとき、すーっと、物事は理解できるのかもしれないと思います。
心配事があったり、寝不足だったり…
本当に正常な状態で作業にあたれる状況を作り出すということは、易しいことではありません。

でも、ふとした瞬間に、なにかを会得できた感じは、なんだか嬉しいです。

〈研修日:2016/07/27 後藤恵菜〉
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