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ネットワーク通信18:船橋市学芸員 小田真裕さん

あけましておめでとうございます。千葉資料ネットワークの一牛です。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、この「ネットワーク通信」は会員相互の交流をはかり、また、資料ネットを広く世間の方に知ってもらうために行うもので、会員が交代で簡単な文章をブログ・ML上に発信し、それをリレー形式でつなげていこうというものです。
第18回目のリレー走者は、船橋市学芸員で千葉資料ネットの運営委員でもある小田真裕さんです。よろしくお願いいたします!

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ネットワーク通信18
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運営委員の小田真裕(おだ・まさひろ)と申します。

まずは、簡単に自己紹介を。
・1980年、東京都生まれ。
・小4から千葉市に住み、小中高と千葉市立の学校に通う。
(千葉に来るまでは、浦和→杉並→小樽→熊谷と引っ越す)
・大学は社会学部。3年から日本近世史のゼミに入り、大学院へ。
・大学院在籍中から、千葉・東京・埼玉・神奈川、いろいろな機関で働かせていただきました。
・2016年4月から、船橋市の学芸員。

実は、大学3年のゼミ選び直前まで、歴史を専攻するなんて思っていませんでした。
(世界史受験だったし、まして日本史なんて!)

そんな自分から、
「歴史って難しい」「研究者の言うことなんてわからない」「私は専門家じゃないから・・・」と思っている方に伝えたい。

歴史も研究者も専門家も、ホントはあなたに近いはずですよ!
(どう近いの?とお思いの方は、何かの時に、直接聞いてください)


次に、資料の「保存」について、最近感じていることを書きます。

1)資料は、未整理のままだと、所在がわからなくなりやすい。
2)資料は、整理をしても、あるいは内容を紹介しても、放っておくと失われることがある。
3)資料を保存する必要性を理解してもらうためには、資料からわかることや、資料が持つ意味を、わかりやすく示す必要がある。
4)上記3を成し遂げるためには、資料を丁寧に読む必要がある。時間が無い場合は、時間自体を作る必要がある。
5)資料を保存する必要性を伝える際には、先方が資料保存のために払う労力やコストに配慮する必要がある。

ここで気をつけたいのが、3)です。
特定の資料の意義を強調すると、
「他の資料は不要」と思われたり、「この資料のことはわかったからもういいや」と思われたりする危険性が生じます。
そこで、資料1点についての説明であっても、資料群全体や、関連資料を踏まえた位置付けをすることが重要だと思います。
そうすれば、資料読解・解釈の質も高く(深く)なりますし、資料保存への理解も得やすくなるはずです。
また、5)について、
具体的な数値をあげて説明できないと説得力は弱いでしょうし、資料所蔵者にとっては不親切でしょう。
計算とか数字とかは大嫌いなのですが、わかってもらうためには、大事なことだと思います。

そして、最後に、千葉資料救済ネットのご案内を。
・入会=メーリング・リストへの登録です。
年会費等は無いので、情報が欲しい方は、
代表アドレス宛にメールを送り、入会手続きをしてください。
運営に携わっていただける場合は、その旨も明記してください。

・「資料保全」に関心があれば、プロパーでなくても大丈夫です。
「できる」ではなくて、「してみたい」「関心がある」で大丈夫です。

団体名に掲げている「歴史資料」「自然資料」だけでなく、
民俗・考古・図書資料、あるいは建築や防災などの分野にご関心がある方とも、
ご一緒に活動したり、考えたり(悩んだり?)できれば嬉しいです。

以上、雑駁ですが、この辺で。
次回のネットワーク通信は、昨年4月から東秩父村教育委員会で働いている、井上知明さんにお願いしています。
井上くん、よろしく!!

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ネットワーク通信についてのお問合先(at)→@
gyuyuka(at)gmail.com

資料ネット会員申込・その他のお問合先(at)→@
chibasiryounet(at)gmail.com
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ることによって、有効な救済活
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