2週間あいてしまった修補作業は、前回終わらなかった新資料の調査(開披)作業から始まりました。
下の写真のような資料に取り組んでいます。

資料調査あるいは古文書の目録採りをした経験のある方なら、この資料は「虫損甚大につき不開」として、現状のまま静かに封筒に戻す類いのものではないかと思います。
資料館の試みとして、このような「不開」扱いとなっていた資料を、あえて修補してみる、ということになり、今、多くのスタッフの方が大なり小なり似たような資料に取り組んでいます。
できるだけ大きなパーツが残るように開披作業を進めていますが、紙は非常に弱っていて、ぽろぽろ崩れてしまいます。
これらの資料に関しては、あえて避けてきた「ふのり」を使うことにしました。
横山先生に改めて「ふのり」を使う効能と手順について説明していただきましたが、今日も資料の開披(ほとんど解体)作業に終始してしまい、「ふのり」を使う作業は来週の朝から一日がかりで…ということにしたので、詳細は次回の研修日記でまとめて書きたいと思います。
〈研修日:2017/03/22 後藤恵菜〉
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