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古文書修補・研修日記100

前回から取り組んでいる、下半分が欠損した資料の続きです。

2枚に分離していたものをそれぞれ「ふのり」をかけて乾燥させた後、乾いた状態でポリエステルをはずし、固糊で2枚を接合させました。下部の裂損部分が薄くなっており、紙自体が少々弱くなっています。

本紙を5寸5分の半紙と推測し、欠損している部分に足し紙をします。
本紙(0.06ミリ)と同じ厚みの和紙を用意し、残っている本紙の縦の長さ+足し紙=5寸5分(+α)になるようにします。

本紙に、透明なシートを乗せ、その上にやや大きめの足し紙を乗せ、本紙の裂損部分を水筆でなぞります(写真上)。
その跡に沿って、手で足し紙をちぎります(写真下)
足し紙
本紙の裂損部分は弱いので、足し紙の「繊維が出ている部分」に固糊をつけ、本紙と接合させます。
そのあと、その他の虫損直しをします。

出来上がり次第では、このまま皺伸ばしをして、虫損直しのみで終了にしようかと思ったのですが、やはり紙の弱さが気になり、次回、裏打ち紙を貼ることにしました。

※白井市役所建て替え工事の関係で修補作業室が一時引っ越しとなり、作業スペースが1年間狭くなるので、今年は作業日も不定期になるかもしれませんが、よろしくお願いします。

〈研修日:2017/04/26 後藤恵菜〉
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