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古文書修補・研修日記110

朝から、こつこつこつこつ、虫損直しに励みました。今日の成果は3枚。思っている以上に鉄炮穴の多い史料で苦戦しました。

虫損直しのちょっこっとメモ
・直し紙は、本紙に似た色もしくはそれより薄めの色を使うようにする
・皺伸ばしをするときは、最初に、直した部分(厚みのある部分)から軽く湿りを加え、徐々に全体に湿りを加えるようにする。びしょびしょにする必要はない。最終的に、湿りが均等に広がるように気をつける。
・皺伸ばしのおもしは、10㎏のものを2つが目安。できるだけ平らな段ボールでサンドする。

非常に薄い紙を直しているスタッフさんがいて(普段からとても丁寧な作業をされる方です)、その方は、「本紙を濡らしてしまうと虫損穴が見えにくくなるから、乾いている状態で虫損直しをし、そのあと本紙を濡らして裏打ち紙を貼る」、という、少々変則的な段取りで作業をしていました。おそらく、最初にクリーニングをして汚れ落としと皺伸ばしをしてから虫損直しに入ったのだと思いますが、これまでの経験から出した応用編なんだな…と思いました。白井のスタッフさんは職人さんのような方ばかりです。
いろいろな状態の史料があるので、紙の状態にあわせて作業方法を替える柔軟性・応用力も必要なのです…とはいえ、やはり基本は大事。基本あっての応用であることを肝に銘じて研修に励みたいと思います。

次回は10月4日(水)の予定です。

〈研修日:2017/09/20 後藤恵菜〉
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