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古文書修補・研修日記112

再チャレンジの皺伸ばし。
自画自賛ですが、粘った甲斐あって、きれいに仕上がったと思います(写真↓)。
皺
結局、何が要因かはっきりはしません(虫損の状態や本紙の厚さは一つとして同じものがないので)。
けれど、私なりにつかんだコツは、皺伸ばしにある程度の湿りは必要。そして、薄いポリエステルで挟み(最近白井では、裏打ちを乾燥させるときに厚めのポリエステルを使用しています)、しっかりと重しを乗せること。
条件が変わったらまた迷ってしまいそうですが、そのときにはまたこのブログを読み直したいと思います(=∀=)

このあと、先週から取りかかっている虫損史料のクリーニング作業に入りました。
折り目が虫損のため重なったまま団子状態になっているものは、できるだけ剥がして別紙に保存しておきます。
強い折り目には事前に小筆で湿りを加えて、できるだけ伸ばします。

それから、今回から自分なりの試みとして、虫損の穴の周辺にできる黒い跡(おそらく虫の糞)を、クリーニングの段階で意識的に崩して取り除く、ということをやってみることにしました。
…というのも、本当に今更ですが、今日最初に仕上げた数枚の虫損直し史料。皺はきれいに伸びたし、穴埋めもまずまずの出来だったのですが、虫損の場所によって、虫損の輪郭が黒い跡によって、きれいにわかってしまうのです。
この跡は、クリーニングの段階で取り除くしかない、と思いました。
適度に水を加えたり乾かしたりしながら、慎重に目打ちとピンセットを使って黒い跡を削る作業を地味に続けました。
時間のかかる作業ですが、今回の史料はとくに虫損が酷いので、少しでもきれいに仕上がれば…と思っています。

次は乾燥した状態で虫損直しをし、接合作業に入ります。

次回はちょっと間が開いて、11月8日(水)の予定です。
〈研修日:2017/10/11 後藤恵菜〉

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