去る7月7日、第1回勉強会「資料が被災した。あなたはどうする?」を開催しました。
当日は勉強会に33名、懇親会にも16名の方にご参加をいただき、盛況な会になりました。
当日のアンケートでよせられたご意見、ご感想をいくつかご紹介します。
(1)第1回の研究会の2つの報告は大変充実した内容で勉強になりました。
ワークショップ形式の水損資料の救出方法は 非常に良かったです。
今後も実践的な研究会をつづけてほしいです。
過去の災害関連資料についても情報を共有できると良いと思います。例え
ば元禄地震や関東大震災の資料について、どこにどういう資料があるか、
現状では把握が難しいように思います。睦沢歴史民俗資料館の活動で新た
に関東大震災の資料がみつかったとのことですが、意識していれば他でも発
見されると思います。こういう情報の共有も重要だと思います。
(2)各講師のそれぞれの経験を元にした話が、大変参考になった。それぞれに
作業の時や現場で接する問題点や疑問点をどのような考え方で対応してい
るかという話が特に印象に残った。
(3)1部は演習を経験させて戴き、勉強になりました。2部は市民参加による作業
の大切さを知りました。(中略)
いろいろ実践の情報を今後のレスキュー体制、方法を構築して行けることを
祈念しています。
第1部:演習「水損資料の救出法1」

講師の久野一郎氏(睦沢町立歴史民俗資料館学芸員)

水損した雑誌を前に実際に手を動かしました

真水・泥水・塩水によって対処も変わります

新聞紙を挟んで資料の水分を取っていきます
第2部:講演「宮城県石巻市石(いその)神社の被災史料の修補について」
髙花宏行氏(白井市郷土資料館主査補・学芸員)
横山謙次氏(白井市文化財審議会会長)

宮内庁書陵部で実務に当たられていた横山氏と「市民学芸スタッフ」の方々の修補活動、そして被災資料が修補されていく過程についてご講演をいただきました。
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