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栃木県茂木町集中史料​整理参加記

以下、9月16日に配信されたメーリングリストの内容を転載いたします。
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会員の皆様

こんばんは。運営委員の後藤です。

台風18号が大きな被害をもたらしながら通過していきました。幸い、千葉県は他府県ほどの被害情報が出ていませんが、皆さんの周辺はいかがだったでしょうか? もし、資料救済を必要とする情報がありましたら、MLでお知らせください。

さて、先日9/7~9/9に、茨城史料ネットさんの呼びかけで、栃木県茂木町の集中資料整理がありました。千葉資料救済ネットからも、3日間でのべ7名の参加がありました。今回は、史料目録の作成が中心のため、資料整理・目録作成作業にある程度慣れた方の参加が求められていましたので、ちょっと参加を戸惑った方もいらっしゃったかもしれません。

千葉県内でも、史料調査をしている団体があります。もし興味のある方がいらっしゃれば、ご連絡ください。


私は3日目に日帰りで参加したのですが、栃木までの目測を誤り、到着時間が9時。すでに目録作業が始まっており、すぐに襖の裏張りに使う予定だったらしい状モノの塊や書状の束を預けられ、16時まで目録作成をしてきました。栃木県という、土地勘のないところの資料であるうえに、元々は近江商人の出であるお宅の資料には、近江日野(滋賀県)のものも多く含まれており、地名にはなかなか苦労しました。最終日も20名ほどの方が作業にあたっていましたが、まだまだ多くの資料が残っており、資料の救出から目録作成、最終的な引き渡しまではやはり大変な労力が要求されるのだと思いました。成果物の整理でさえ、事務局の方にとっては大変な作業だろうと推察します。また、来年3 月には、これらの成果の報告会を予定されているとのこと。成果の還元まで見通した活動方針には、本当に学ぶことが多いです。


以下、資料整理に参加してくださった、当ネットの会員・相京さんが参加記を寄せてくださいましたので、ご紹介します。相京さん、お忙しいところ、丁寧なレポートをいただき、ありがとうございました。

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栃木県茂木町集中史料整理参加記 (相京眞澄)

第1日目 2013.09.07(土)
8:30  茂木町公民館前駐車場に集合し、公民館3階会議室にて作業準備(一部茂木駅から参集)
9:00まで 机・いす・カメラ・給水場所他 設置
9:00~ 各自名札を下げる。自己紹介 18名参加 その後数名参加。 
9:20~ 茨城史料ネットの須藤さんから 某家について概要説明 配布資料3枚
     班分けをホワイトボードに記載、3日間出席できる人を班長に任命し、作業開始 
    目録班 中性紙箱が各班に2~3箱割り当てられる。
        中性紙封筒内の主に明治20年代の書状の束を整理。
        幕末・維新期の箱は断簡・紙片類が多いとのこと。
        和紙を細く切った付箋に史料番号を書き、1点ごと史料に挟み込む。
        A4サイズの目録用紙に、史料番号順に必要事項を記入していく。
    カメラ班 1点ごとに史料の状態と史料を広げて全体撮影する。
    カビとり班 昭和61年の台風による集中豪雨で、史料の収蔵場所の質蔵が1mも浸水したため黒カビの発生や固着した史料を脱酸処理する前の処理をしていた。
11:00ころ   教育長氏挨拶のため来室。
12:00~13:00  昼食休憩。初日の昼食後、初参加者は、某家店舗跡・蔵の外見。某家の菩提寺の墓所を見学させていただいた。
13:00~16:30  整理(15:00~15:20休憩)
16:30~     片付け・発表用メモの整理・確認
16:55~     班別に整理した史料の内容で特筆事項などをまとめて発表 
史料解読時のポイントとして災害とくに地震・水害・大火事などの近江国および茂木町に関する記事が必要なのでメモしておいて、終了時に発表してほしい旨注意があった。
17:15ころ   解散
第2日目 2013.09.08(日)
9:00      集合 再び班分け 参加者23名(自己紹介なし)
        1日目と同様に作業



今回の整理についての個人的な感想 

地名辞典は用意されていたが蒲生郡日野町周辺の地図があれば地名が早く判ったのではと感じた。
ボランティア参加者は個人的に名刺交換をした範囲では、関東の地元栃木県や茨城史料ネットからの参加が多数で、神奈川県・千葉県・埼玉県からの参加となった(推測)。
  整理した史料は、日野に住む母や妻が茂木町に住む息子や夫へあてて毎月書いた明治20年代の墨書の手紙である。切手が貼ってなくつまり飛脚がまだ健在で、かつ郵便制度も徐々に整う時代である。飛脚や知人に書状を依頼し、手渡しされた文面からは葉書や郵便の文字が散見し当時の郵便事情が見えてくる。遠距離にいる近江商人の妻たちの思いが感じられた。
  残念ながら、2日目途中で退場し帰路につく。久しぶりに生の史料に触れられて、嬉しい。

おまけ 真岡鉄道は蒸気機関車が土曜・日曜に運行される。公民館3階からは機関車は住宅の陰でみえないが走り去る蒸気機関車の煙を見ることができた。整理数日前の関東は、雷・突風・竜巻などの気象災害多発中だったものの、整理作業期間中は比較的穏やかな日であったことに感謝したい。最後に、茨城史料ネットのみなさん、たいへんお世話になりました。
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