こんにちは。運営委員の小関です。
このたび、資料ネットの活動の一環として、茂原市において資料調査を実施致しましたので、会員の皆様にご報告いたします。
今回の調査は、同市のW家文書を対象とするもので、2014年4月29日の予備調査を経て、6月14日(土)に行われました。
資料ネット・茂原市の関係者5名が参加しました。
本調査を資料ネットの活動の一環として運営委員により行うことにしたのは、同文書が保管されていた建物が3.11の地震で破損し、その取り壊し作業の最中に、 作業員の方が気づいて運び出し、危うく消滅を免れたという経緯で見出されたことによるものです。
震災によって千葉の古文書が被害を受けた(原秩序が失われ消滅しかけた)ことを、千葉資料救済ネットとして初めて実例として確認したものであることから、運営委員会で対応を協議し、今回の調査に至りました。
中心的な史料としては、江戸時代の証文類(100点程度ヵ)、明治期の教科書、明治以降の写真などで、宅地内には、米軍艦載機の薬莢や自宅防空壕のほか、古い雛人形、江戸時代以来の芋の貯蔵庫(地面に掘った穴)などもありました。
また、ご当主が虫損史料の修補を希望されため、7月13日(日)の資料ネット勉強会の機会に試みとしてこれを修補することとし、状2点を借用しました。
勉強会後、修補した史料を返却する際、改めて茂原市と調査・打合せを行い、整理方法等について検討する予定です。
なお、すでにご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、6月17日(火)の朝日新聞朝刊千葉版に今回の調査・資料ネットの活動を取り上げた記事が掲載さ れました。
3月の総会以来、何度か取材を受けていたところですが、今回記事として紹介され ましたのでお知らせいたします。
以上ご報告いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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