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第4回勉強会「古文書修補を学ぶ②」を開催しました

2014年7月13日、第4回勉強会「古文書修補を学ぶ②」を開催しました。
今回は、白井市郷土資料館で古文書修補の指導をされている横山謙次先生をお招きし、古文書修補を実演していただきました。

縮小 資料1

縮小 資料2
左:修補前、右:修補後

当日は34名の方にご参加をいただき、盛況のうちに終了いたしました。皆様、ありがとうございました。
以下に、当日のアンケートでよせられたご意見、ご感想を抜粋してご紹介します。

・史料がどのように修補されていくのか、その過程を実際に目にすることができて、とても貴重な体験をさせていただきました。こより作りはとても難しかったですが、結び方1つで、色々な用途に応用出来ることを学ぶことが出来ました。

•普段は気に留めていない紙縒りの結び方について、様々なバリエーションがある事を、実物を見て知る事が出来たのは興味深かった。史料調査の際にも、幾らか応用できるのではないかと思う。

•放送大学では、主に放送による授業が中心なので、博物館科目であっても録画を見るだけになります。今回は実際に古文書の修補を行いましたので、水の量などがよくわかりました。

•ポリエステルの紙やレーヨンの紙をうまく使い分けていて、紙の質をよく研究されているんだなと思いました。
 修補した跡があまりわからなくて、自然な状態で驚きました。あんなに虫食いがあったのに!と。

•史料を大切にすることが一番重要だと分かりました。はがせる糊を使うという、はがすための修補であることがびっくりしました。はがせないようにするものだと思っていました。

•実際に古文書の修補を見ることができて興味深かったです。こより作りやこより結びには、苦戦しましたが、自分の手で作るのはおもしろく、余った紙で自分でも作ってみたいです。

•修補、修復に興味を持っておりましたが、実際にお話を聞ける機会がなく、今回の企画、とても有り難かったです。体験等なくともよいので、文化財の彫刻や壁などの修復に携わっている方のお話が聞ける機会がありましたら、とても嬉しいです。

•以前一度別な方法での裏打ち修復を実習で体験したことがあるが、補修方法は必ずしもひとつではないということがよく分かり、現場では文書の状態に応じて臨機応変に対応していることが伺えた。

•史料の水洗いは宮城ネットで体験させていただいたことがありますが、虫損直しの方法は知らなかったので勉強になりました。また、和綴の形については、これまでほとんど意識したことがなかったので、今後、資料調査などをする際には、注意して見てみたいと思います。

•自然災害による紙類の被害は、東北で写真の洗浄をしたこともあり、興味がありました。災害にあう前に、すでに劣化している古文書は扱いに大変気をつかうであろうことは考えていましたが、劣化している古文書を修補するという点では、被災の有無はさほど関係ないのかなと思いました。

•修補は誰にでもできるのではなく、技術や経験が必要ということが改めてわかった。市民講座でも大学の授業でもよいので、実際に手を動かす場があったらよいと思う。

•一つ一つの作業を、慎重かつ大胆に行っていて、長年の経験が必要なとても難しい作業だなと思った。

•「できないのではなく、やらないだけ」「今ある道具でできる」が印象に残りました。実習の機会があったら参加してみたいです。

•古文書は、歴史を知ることのできる貴重なものであり、未来へ受け継がねばならない。修補の技術は、古文書に携わる者が身につけなければならないと私は思う。
 また、午後に行ったこよりの結びの技法は、日常生活でも使用することがあると思うので大切にしていきたい。

•研究者は文書を使うけれど、修補を行うのは専門家だけだと思っていました。しかし文書に触れる立場である以上、基本的な知識は必要だと痛感しました。

•古文書の修補という馴染みのないテーマでしたが、一般の方々は、なかなか興味・関心を持ってもらうのが難しい分野だと思います。このような形で修補を広める試みは、有意義であり、大切な事だと思います。
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