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古文書修補・研修日記14

今日は、冊モノの最後の2枚をクリーニングすることから始まりました。
しばし、作業の手順を理解するのに時間を要しました。なぜかというと、最後の14枚目が断片しか残っていないからです…。

この写真(↓)が、最後の2枚です。左側の断片は、裏表紙です。
裏表紙1
この断片は、復元する必要があるので、形の残っている13枚目の本紙を広げたあと、その上にポリエステルを置いて、該当する場所に重ね合わせました(写真左↓)。
茶色のカッターマット(もしくは渋紙)にポリエステル→13枚目の本紙→ポリエステル2枚→裏表紙の断片→ポリエステル、の順番で置いた状態です。
ポリエステルでサンドした裏表紙をはずすと、写真の右側のような状態になります。このようにしてから、それぞれの本紙をクリーニングし、レーヨン紙で挟んで汚れを吸い取っていきます。
裏表紙2
本紙を乾燥させている間に、冊を綴じていた「こより」をクリーニングします(写真左↓)。今回のこよりは、和紙を三つ折りにし、両端を縒っていました。綴じ穴は4箇所あったので、本来は2本のこよりで綴じてあったと思われますが、1本は欠落していました。白井では、使われていたこよりを、出来る限り再利用する方針なので、このこよりもポリエステルに広げ、本紙と同じようにクリーニングします(写真右↓)。両端と欠損部分に足し紙をし、裏打ちします。
こより縮小

次から、本紙の虫損直しに入ります。来週はお盆休みなので、次回は8月20日の予定です。
《研修日:2014/08/06 後藤恵菜》
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