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古文書修補・研修日記21

白井市は10月下旬から文化祭期間が始まり、古文書修補は11月末日までお休みとなります。
あいにく、来週・再来週の研修は、仕事と私用のため、参加できません。
今日の研修が終わると、約2ヶ月間のブランクができることになります(…真っ青!!)

ここ数回は、継ぎ紙の状モノや1枚モノの資料が続き、複数の資料を平行して修補しています。
その作業にある程度の目処をつけて、休みに入りたい…。
未熟者ながら、今日は頭をフル回転させてがんばりました。

今朝の時点で抱えていた資料は3点です。
①2枚の状をつないで裁断し、終了
②1枚モノの状を裁断して終了
③先日新規に始めた1枚モノの状。調査のみ終了。

2ヶ月後の最初にやる仕事はどんなものがベストか…。
リハビリが絶対必要な私が、とりあえず2ヶ月前の記憶を呼び起こして、できる作業とは…?

①②は、絶対に今日中に終わると思いました。そこで、③をどこまで進めておくか…が問題になります。
この資料には、写真のような収入印紙と訂正紙が貼ってあります。修補では一度、これらの貼り紙類は剥がし、それぞれもクリーニングして、最後に同じ位置に貼り戻します。
貼り紙(縮小)
貼り紙類を貼り戻す前に、職員の方にコピーをとっておいてもらう必要があります。

作業が中断する期間中に、職員の方にコピーをとってもらうには、今日中に裏打ち作業まで終えておかなければいけない…これが私の結論でした。
そのためには、クリーニングと裏打ちのあいだの乾燥作業を省略することになります。これはレーヨン紙による汚れの吸着時間を省略することになるので、クリーニングはより丁寧にやる必要があります。

クリーニングに必要な道具、裏打ちに必要な道具をすべて用意し、段取りを確認し、午前中に③にとりかかることにしました。前回の失敗があるので、最初の皺伸ばしは丁寧に。クリーニングも丁寧に。最初に貼り紙類を湿らせて、ゆっくり剥がしクリーニング。そのあと、本紙のクリーニングです。

資料事態は折れ皺が多いものの、状態は良好だったので、なんとか裏打ちまで進みました。
午前中の余った時間で、次に時間のかかりそうな①にとりかかります。

午前中は2枚の状を貼り合わせる作業を済ませました。糊が乾くあいだがちょうど昼休みで、午後は天地・左右の裏打ち紙をカットして終了です。

②は小さな納税通知なので、カットはすぐに終了してしまいました。
その結果約2時間の時間ができ、私にとっては予想外の展開で、④という仕事が来ました。

④は訂正紙のついた1紙モノです。
調査をし、目指す到着点は③と同じ。
クリーニング・裏打ちまでをなんとか終え、長期休業に入ることとなりました。

次回は12月3日の予定です。
この間に、変則的ながら、これまで紹介した以外の作業写真などを整理してご紹介できればと思っています。
〈研修日:2014/10/01 後藤恵菜〉
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