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古文書修補・研修日記100

前回から取り組んでいる、下半分が欠損した資料の続きです。2枚に分離していたものをそれぞれ「ふのり」をかけて乾燥させた後、乾いた状態でポリエステルをはずし、固糊で2枚を接合させました。下部の裂損部分が薄くなっており、紙自体が少々弱くなっています。本紙を5寸5分の半紙と推測し、欠損している部分に足し紙をします。本紙(0.06ミリ)と同じ厚みの和紙を用意し、残っている本紙の縦の長さ+足し紙=5寸5分(+α)...

古文書修補・研修日記99

長らく手こずっていた「虫損不開」資料の仕上げです。面積が広い資料は虫損が多く、思いのほか紙自体が弱っていました。「ふのり」をかけましたが、その後薄糊をかけてポリエステルをはがし虫損直しをする段階で、さらにぽろぽろと繊維がポリエステルについてきてしまいました。正直なところ、破損を拡大してしまいました。前回も反省として記しましたが、本当に状態が酷く修補の技術が未熟な場合は無理をせず、「ふのり」をかけて...

古文書修補・研修日記98

新年度を迎えました。今年も白井市郷土資料館で古文書修補作業に、研修生として参加させていただきます。よろしくお願いします。前回の続きで、「虫損不開」資料の修補を続けています。「ふのり」で固定させた資料に、虫損直しと裏打ちをする作業にとりかかりました。「ふのり」をかけ、ポリエステルで挟んだまま乾燥させた資料に、ポリエステルの上から両面に湿りを加えます。その後、虫損直しをする裏面を上にして、ポリエステル...

古文書修補・研修日記97

今年度最後の研修です。前回の続きで、「虫損不開」という類の資料を開き、修補する作業に取り組んでいます。虫損甚大で、紙自体が弱いため、「ふのり」を使うことにしました。下記上段のような状態の資料を、慎重に広げポリエステル紙でサンドし、湿りを加えて伸ばします。ポリエステル紙は一度湿らせ、余分な水気をとっておき、その上に資料を乗せます。ポリエステルの水気が多いと、資料を置いた時点で紙同士が吸着してしまい動...

古文書修補・研修日記96

2週間あいてしまった修補作業は、前回終わらなかった新資料の調査(開披)作業から始まりました。下の写真のような資料に取り組んでいます。資料調査あるいは古文書の目録採りをした経験のある方なら、この資料は「虫損甚大につき不開」として、現状のまま静かに封筒に戻す類いのものではないかと思います。資料館の試みとして、このような「不開」扱いとなっていた資料を、あえて修補してみる、ということになり、今、多くのスタ...

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千葉資料救済ネット

Author:千葉資料救済ネット
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響が県内で起こった時に、資料
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ために結成されました。
歴史・文化・自然資料に興味・
関心を持つ人々の連携を推進す
ることによって、有効な救済活
動を実現することを目的として
います。

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